日本画専攻では、日本画の伝統的絵画表現という側面と、現代を生きる芸術家としての自由な表現とを両立した、21世紀に生きる現代日本画作家の輩出を目標としています。卒業後は作家、教育・研究機関における指導者、企業への就職等、進路は様々ですが、大学で培った技術や発想力を礎に広いフィールドで活躍しています。

 


1年次
写生から日本画制作へ自然に移行できるよう、植物写生を基にした植物制作に始まり動物制作等を実習します。実習を通し、日本画材料の理解と基礎的な技術を習得すると同時に豊かな感性を養います。

前期
植物(百合)制作
植物(菊)制作
植物(芍薬)制作
模写(絵巻)
動物制作 F50号

後期
人体デッサン
風景制作 50号
静物制作 30〜50号
人体デッサン
自画像制作 絹本F15号

 


2年次

課題制作の経験を重ねながら、基礎後半段階における更に幅広い素材への理解と技法を確実なものへとしていきます。創作に必要な内面的動機を養い、各自の絵画的表現指向とその実現のための手法を自ら構築する基礎能力を獲得する事を目指します。

前期
模写「随身庭騎絵巻」
写生旅行
風景制作 50号
人体デッサン
人物制作 50号

後期
彫塑実習
風景制作 50号
人体デッサン
人物制作 50号
自由制作 30号

写生旅行
2年次では5日間の写生旅行を実施しています。旅行中は各地へ移動しながら風景スケッチを行い、取材したスケッチをもとに風景制作50号へつなげていきます。

 


3年次

より高度な模写や自由制作を通し、精神性など内面の充実を図ります。各学生の個性に応じたテーマや表現を追求し、独自性のある表現力を身につける事を目指します。

前期
模写「扇面古写経」
人体デッサン
樹木制作 50号
風景制作 50号
自由制作 50号
学内展示

後期
自由制作 50号2点/100号
古美術研究旅行
人体デッサン
人物制作

古美術研究旅行
3年次では、11月から12月にかけて10日間の古美術研究旅行(奈良・京都)を実施しています。特別拝観などで普段見る事の出来ない優れた古典作品を直接見ることにより、日本の美術の特性である深い精神性や象徴性を感じ取り、伝統的な造形の理解を深め、自己の美意識を高めていきます。また、訪れる各所でのスケッチも行います。

 


4年次

学部での研究の集大成であり、作家への出発点とも言える卒業制作に向けて、大作を描くのに必要な造形力や感性、独自性を高めていきます。

前期
人体デッサン
自画像制作 F15号
人体デッサン
自由制作 60~100号

後期
人体デッサン
卒業制作 150号

 

大学院博士前期課程
修士 A研究室
制作主体のカリキュラムで、表現・技法及び材料の理解と造形感覚を修得する事を目的とし、2年間で各自の現代における個性的な創造力の育成を図るとともに精神性の大切さを考えます。

1年前期
人体デッサン
制作(100号程度)
異素材制作(50号程度)
異素材制作(100号程度)

1年後期
人体デッサン
制作(150号以上)
制作(50号程度)

2年前期
人体デッサン
120号以上1点または80号程度2点

2年後期
人体デッサン
修了制作(150号以上)

 

修士 B研究室
個々の絵画的命題をより追求し、独創性豊かな表現を実現するための自主的研究姿勢を養う事を目指します。模写においては古典作品に用いられた素材、技法に対する高度な研究とその造形を支えた時代精神、絵画思想への洞察を通じて広く美術表現への理解を深めます。

1年前期
古典模写(絹本)
古典模写(紙本・壁画)
自主研究・技法材料研究・史学研究等

1年後期
古典模写(紙本・壁画)(前期より継続)
制作(80号程度)
修了模写導入研究

2年前期
修了模写(通年)

2年後期
修了模写(通年)
修了制作

 

大学院博士後期課程(博士)
各専門領域の基礎の探求を基に領域を超えた横断的な研究を行い、造形芸術の総合的研究を果たすことを目標にしつつ、幅広い表現能力を開発することを目指します。そのために、造形芸術の実践に歴史的・理論的研究を結び合わせる方式を試みます。

博士号取得者 一覧